かなしみのうまれるばしょ
『ママのためのマントラ』というクラスに通っています。
実際にはほんとのお母さんというより、誰かもしくはなにかを育む役割をしている、すべての女性のための哲学と小さいマントラの時間ってかんじです。
1,2月は“いま”について。
3,4月は“怒ることと叱ること”について。
そして5月からの3ヶ月は“かなしみ”。
前回の、自分の許せないことや人について憐れみ、ゆるすというのも難しいもんだなあと思ったのだけれど。
今回。
かなしみを感じるのはどのようなときでしょう。
という問いに、
そこにあったはずのものが今はもうないのだと思い知らされたとき。
と答えた。
このお題を事前にもらったとき、昔むかし親業という心理学の聴き方話し方の一種を学んでいた頃に聞いた言葉を思い出した。
怒りはもっと深い感情の氷山の一角なんだよ
それはかなしみだったり、恐れだったりいろいろだから、怒りの根っこにあるものがなにかをいつも考えていてね。という話だったような。
もう15年も前のことだからうろ覚えなんだけど。
昨日、怒りとかなしみと恐れはなにがちがうのだろうね?という話になった。
かなしみは愛からくるのでは?と。
そして、怒りや恐れはかなしみきれないときに起こることかもしれない。と。
私はあまりかなしむことはないけれど、怒ることは多い。
それは、未消化な感情が多いということなのかもと思ってうーむと考え込んでしまった。
そして今回のマントラ。
唱えた瞬間強烈な眠気がおそってきてそのあとのことをあまりよく覚えていない。
ニャーサというマントラをつかった瞑想方法を教えてもらい、皆で唱えクラスを終えたあと、
立ってるのもやっとでふらふらしながら駅に向かい、息子のお迎えに行き、ごはんをやっとのおもいでつくった。
夫が帰ってきたのをいいことに、食器洗いもせずにそのまま布団に入って朝までぐっすり寝てしまった。
たぶん10時間くらい。
今回このマントラをつかった瞑想をつづけることと、もう一つ宿題が出た。
それは、
私の中で未消化なかなしみがあるかどうか覗き込んでくること
だった。
不安定になるリスクもあるからできる範囲でなんだけど。
いま、かなしいなー(´・ω・`)と思うことはあまりない。
2017年度はいっぱいあった。
幼稚園辞めて大好きだった母仲間と離れてしまったこと、
大切だったはずのヨガから逃げたこと、
不妊のこと。
でも一つひとつちゃんと向き合って、やさぐれたりまわりに八つ当たりしたりしつつも時間をかけてかなしみを消化してきた自信はある。
もっと昔のことをたぐってみてひとつ思い当たったことがあった。
息子が幼稚園に入る直前にキッズヨガの
TTを受けたときのこと。
毎日練習を朝クラスの前にやってくることが宿題だった。
でも私はやらなかった。
託児所にいつもより長い時間それも5日連続で預けなくてはいけないんだから、子どもといる時間くらいは自分の練習なんかより子どもや家族を優先させたかった。
練習する時間で一緒にお布団の中でラブラブしたり、お弁当のおかずをもう一品つくってあげたりするべきだと思ったから。
でも先生はゆるさなかった。
そして残念ながら私以外の人は朝の練習ができていた。
私だけ、不出来な落ちこぼれみたいな扱いをうけ、一緒に受けた仲間は私ができるようになるためのアドバイスをあたたかくするわけだたくさん。
練習なんて子ども預けてTTの合間にすればいいことであって、くる前にやれっつー指定がまずだめなんだっつーのというところがズレてるから、そこをどういじられても、リンチにしかかんじない私と彼女らでどんどんずれていってしまった。
たしか6日くらい連続の講座のうちの3日目くらいのできごとで、逃げだそうかマジで迷った。
結局やり遂げた上に打ち上げの幹事もやったけどな!
今思うと、関係性が壊れたとしてもあの場で言い返すべきだったし、その場でさっさと荷物まとめて帰ってよかった。
私もやるべきことをやれなかったのだという反省はあるっちゃある。
あのとき、
自分がリンチに加わっていることにもきづかない人がこれから喜び勇んで子どもの前に立つという現実に怒りを感じたのだけれど、
その奥にはたぶん
わたしだけ独りぼっちにされてかなしい
という思いがあった。
毎日のプラクティスってたしかにだいじなのは分かってるんだけど、扱い方によっては魔物になるね。
未だにやっぱりこのこと思い出すと怒りが先行してかなしみは感じない。
あんまり最近そういうことはないんだけど、このことだけは思い出すたびにものすごい怒りがおそってくる。
私がなにより大切にしている「大人が子どもとどう向き合うか」っていうテーマだったからなのでしょう。
こういうのを未消化なかなしみっていうんだろうなあ。
ということを10時間がっつり寝てすっきりした頭で考えたのでした。
それでも。
いつかこの思いですら怒りからかなしみにかわるといいな!
というわけで“かなしみ“は来月のクラスにつづきます。
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